またしてもin高速バス。
昼を食べてないので、非常に現在空腹です。でも今手元にあるのはキスミントのみです。ガムも膨らまず腹も膨らまず(面白くないから)。
そんな空腹を紛らわす為に、久しぶりのss投下。
最近自分がめっきり鬱なのでライトなのを!(多分)
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「もう俺様堪えらんない!! 休みってナニ?オイシイの?ってぐらいなんだけど!!」
あー…美味くはないだろうな。
「忍は道具だってのは分かってるよ!? でもそれにしたってコレはなくない!!?? 屋敷に帰って速攻次の仕事ですよ!!!???」
えーと、…それは大変だな?
「大体四国遠過ぎ! 海渡るのだって一苦労だし何で島なのさ!!」
…俺に言われても。
やつれた面持ちで、この忍が現れたのが半刻ほど前のこと。
一応敵国の忍が堂々と姿を現したことよりも、その死にそうな表情の方が気にかかって声をかけてしまったのが運の尽き。
聞いてくれる!?と、今までの様子から信じられないくらいの力で腕を掴まれ、愚痴りだして今に至る。
余程不満が溜まってたのか、相槌を打つ暇も与えず喋り続けていたが、ようやく一段落したらしい。はあぁ、と深い溜め息を吐いて俯いた。
「あー…まぁ、何だ。お前の仕事はウチの偵察だろ? 見ての通り、ウチは今んとこ何処にも攻め込む予定はねぇよ」
だからもう甲斐に帰って休みでも何でも貰え。
そう告げると、忍はふるふると首を振る。
そして哀愁漂う声で呟いた。
「…あの二人の世話がある限り、俺様の平穏はないんだよ…」
あぁ…あの二人か。
ウチの連中も元就に騒がしいだの何だの言われるが、あいつらはそんなもんじゃねぇからな。
あまり付き合いのない俺でさえそう思うのだから、この忍の苦労は計り知れない。
そう思うと、このままこいつを放り出すのも忍びない気がしてしまう。
「分かった、しばらくこの四国で養生してけ。野郎どもには俺から言っておくからよ」
「本当、鬼の旦那!!」
助かった、というその様子に仕方ねぇ、と溜め息を吐く。
この決断を心から後悔するのは、何かを勘違いしやがった忍の主が単身四国に乗り込んでくる数日後のこと。
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…親佐でも幸佐でもなく不幸な佐助より更に不幸な元親の話です。多分(ぇ)。
佐助が人質になってると勘違いして幸村が子分をなぎ倒してやってくると、チカと二人で茶を飲んでたとかいうオチ。
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